特集!北海道の温泉 2004夏

 オイラが勤務する会社はかつてお盆休みが非常に長かった。しかし、会社の都合でお盆休みが短くなり、その代わりに1年の内で好きな時期に”フリーバカンス”として1週間の連続休暇が取得できるようになった。お受検も一段落した今年は、”フリーバカンス”制度が始まってから初めて夏期に取得し・・・・”北海道・秘境の旅”にでた。この旅で北海道のイロイロな温泉に浸かって、長いお受検で疲れた身体を癒してきました。
まりも湯の入口正面 浴槽はそんなに大きくはない
阿寒湖畔温泉・まりも湯
 阿寒湖畔南側には阿寒湖畔温泉の温泉街がある。阿寒湖畔に建つホテルで立ち寄り湯が可能である。公共の浴場は”まりも湯”しかないようである。その他、温泉街に3ヶ所ほど無料の足湯があるらしい。
 ”まりも湯”は温泉街の東側・土産物屋街の一角にある。建屋自身はそれ程大きくなく、旅行者のためのコインランドリーが併設されている。入浴料は500円、高くもなく安くもない手頃なお値段である。
 泉質は緩和性低張性高温泉という弱アルカリ性の単純泉で、温泉分析表によれば泉温は62.9℃と結構高い。効能は慢性関節リウマチ、慢性筋肉リウマチ、神経痛、神経炎、骨及び関節等の運動器障害。
 洗い場は比較的広く、シャンプーやボディーソープは常備されている。浴槽はそんなに大きくはなく、浴槽の脇には”まりもちゃん”と呼ばれる檜の球体が置かれてている。

お湯はチョッと濁っている 露天からはオホーツク海が望める
赤澤温泉・しれとこ自然村
 ウトロの中心街から少し東側の小高い丘の上のキャンプ場に併設された温泉。ウトロにはここの他に知床温泉やウトロ温泉という立ち寄り湯が可能な場所が幾つかある。
 しれとこ自然村の露天は海側が解放されていてオホーツクの海を眺めながら入浴できる。内湯もあるが、天気が良ければやはり露天である。浴槽の端から出ているお湯は結構熱い。分析表によれば線温は55.3℃。
 泉質は低張性中性高温泉のナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉、いわゆる含重曹泉である。少し濁った赤味がかったお湯である。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛など。
 因みに入浴料は700円。本州では普通の値段だが、北海道ではチョイと高い印象がある。シャンプーやボディーソープは常備されているのでタオルだけでOK。それから受付のオネーさんは綺麗な人である。

外から丸見えの浴槽は3段
岩尾別温泉
 知床半島のオホーツク海側の羅臼岳登山口にあるホテル地の涯が管理する無料の野天温泉。ホテルからチョッと森の中に入った沢の近くにある。
 小屋掛けも何もされておらず外からは完全に丸見え。羅臼岳から下山した登山者が勝手に入れるようになっている。浴槽は3段になっており、何故か?中段が異常に熱い。チョロチョロと引き込まれている泉源から直のお湯はかなり熱い。
 泉質は赤澤温泉と同じナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉らしいがお湯の色が全然異なり茶褐色の沈殿物はなかった。因みにホテルの内湯は有料らしい。

一応、男女別に小屋掛けされている 国後が正面に望める
相泊温泉
 知床半島の羅臼町側、クルマで行ける最東端の浜辺にある無料の野天温泉。地元の漁師さんが管理しているらしい。
 辛うじて小屋掛けがされて男湯と女湯が別れているが、海側が完全に解放されているため両方の浴槽は外からは丸見え。国後島を正面に臨みながら湯船に浸かることができる。
 浴槽の壁からチョロチョロと熱い温泉が湧き出してくるので、浴槽の真中にいるのが無難。泉質の記載は見つけられなかったが、恐らくは中性か?弱アルカリ性の含重曹・塩化物泉と思われる。

男湯は野天 ”熊の湯愛好会”が管理している
羅臼温泉・熊の湯
 知床半島の羅臼町、羅臼川沿いにある無料の野天温泉。男湯の脱衣所は小屋掛けされているが浴槽は野天で森に囲まれている。女湯は小屋掛けがされている。
 毎朝6〜9時は清掃のため入浴不可となっている。この時間に浴槽の清掃とお湯の入れ替えが行われる。清掃は地元ボランティア”熊の湯愛好会”のオジサンが一人で行っている。このオジサン曰く、『夕方はお湯が汚れてドロドロしているし、かなり熱くなっている。入るヤツの気が知れない。お湯を入れ替えた直後は熱くもなく丁度良い湯加減。』とのこと。狙い目は午前9時頃らしい。
 泉質は含硫黄・ナトリウム塩化物泉(アルカリ性低張性高温泉)。森の奥から引き出されている源泉はカナリ熱い。チョイと硫黄臭さが身体についてしまうが、サッパリとした良いお湯である。

滝壷は数段にわたっている 一番上の滝壷
カムイワッカの滝
 活火山である知床硫黄山からオホーツク海に流れ込む沢沿いにカムイワッカの滝はある。雪解けの沢水と硫黄山の山肌から湧き出る高温の温泉が混ざり合って沢の水は温かい。沢沿いを上流に向かって30分ほど登っていったところにある滝壷の湯加減が丁度良い。そのため数段ある滝壷がそのまま露天風呂のようになっていて、上流に行くに従って温度が高くなっている。
 一番上の丁度良い湯加減の滝壷には沢山の人がやってきてお湯に浸かって行く。この滝壷はカナリ深く、底に足が届かないので要注意。また、お湯のpHはカナリ低いので目に入るとカナリ痛い。恐らくpHは2以上であろう。それから、所々の山肌からは源泉が沸き出しており、こいつもカナリ熱い。
 因みにオイラは最上段の滝壷に向かう手前の滝をよじ登っている時に滑落し滝壷に落ちて擦り傷をつくってしまった。それにもめげずに最上段の滝壷へ到達した。最上段の滝壷では競泳用の水着を着た物凄く綺麗でスタイル抜群なオネーちゃんと遭遇した。しかし、滝壷が深いことに気付かぬままに飛び込んだオイラは焦ってしまい、更に目も開けられずに・・・・綺麗なオネーちゃんをチェックし損ねるのであった。

和琴温泉は屈斜路湖畔にある
和琴温泉
 屈斜路湖の和琴半島にある無料の野天温泉。屈斜路湖畔の水際にあるので景色を楽しみながら入浴できる。逆に湖畔のキャンプ場からは丸見えの状態になっている。観光客が興味本位に覗いてゆくのがイマイチ雰囲気を削ぐ。脱衣所は一応申し訳なさ程度に小屋掛けされている。
 浴槽の縁はコンクリートで固められているが、底は小砂利敷き詰められている。底や縁にはネットリとした緑の藻が生えている。底の小砂利が足の裏に突き刺さって結構痛いので要注意。泉質はアルカリ性の単純温泉で湯加減は熱め好きには丁度良い。

清里パパスランド
清里パパスランド
 清里町にある公営温泉浴場で、清里町高齢者施設の中にある。入浴料は280円でお手頃感のあるお値段となっている。
 泉質はアルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)。効能は神経痛、筋肉痛、関節痛、うちみ、疲労回復、健康増進など。飲用も可能らしく分析表には飲用に関する注意書きあり、食前が良いとのことである。ボディーソープは常備されているがシャンプーはない。当然、タオルも必要。

オンネトー温泉・景福
オンネトー温泉・景福
 オンネトー温泉となっているが昭文社の地図では雌阿寒温泉、現地の表記では野中温泉ともなっていたりする。立ち寄り湯はここにある3つくらいある宿で可能となっている。オイラが入った景福の入浴料は300円でお手頃感のあるお値段である。
 泉質は含食塩-石膏硫化水素泉(緊張性低張高温泉)で、ちょっと白く濁った湯が特徴である。高温泉なので源泉は熱いハズだが露天はチョッとぬるい。露天は男湯と女湯が一応板切れで分離されているが、奥でつながっており覗こうと思わなくても見えてしまうくらいチャチい。オイラが入ったときは夫婦らしきカップルが混浴気分で女湯に入っていた。

入浴可能な岩風呂
酸化マンガン鉱床の池 ”湯の滝”は天然記念物に指定されている
オンネトー湯の滝
 オンネトー駐車場から森の中の林道を30分ほど歩いた先にある野天温泉。高さ30Mほどの滝の下にある池は深緑かかった色をしているが、恐らく陽の射す角度で色が変わる。湯の滝の脇にある入浴可能な岩風呂の泉質は食塩石膏硫黄泉。
 付近には休憩所やトイレ、男女別脱衣場があり、秘湯にしては設備が整っている。勿論、入浴料などは徴収されない。入浴できるのは中段にある浴槽のみ。湯加減は熱過ぎず丁度良い。
 湯の滝から少し上がったところにもお湯が湧き出している湯溜まりがある。ここは世界的にも珍しい酸化マンガン鉱床で、天然記念物に指定され立ち入りが禁じられている。

山間の町・層雲峡はホテルが並ぶ 立ち寄り専門の”黒岳の湯”
層雲峡温泉・黒岳の湯
 北海道の中心部・大雪山系北側の山間の町・層雲峡の真中にある。温泉街入り口にある”黒岳の湯”は入浴料は600円、高くもなく安くもない手頃なお値段である。とってもリーズナブルな料金で入浴が可能。
 泉質は含硫黄泉。また、温泉街の宿でも立ち寄り入浴が可能。施設は近代的な造りで、サウナなどもある。シャンプーやボディーソープは常備されているのでタオルだけでOK。

”地獄谷”は爆裂火口跡でにできた登別温泉の大泉源地
ホテル街は渓谷沿いにある 登別グランドホテル
登別温泉・登別グランドホテル
 登別温泉は1日辺り1万t以上の湯が爆裂火口跡の地獄谷などの各所で湧出している。泉質は11種類もあり、硫黄泉、食塩泉、明バン泉、芒硝泉、石膏泉、苦味泉、緑バン泉、鉄泉、酸性泉、重曹泉、放射能泉が湧出している。
 温泉街の各宿では立ち寄り入浴が可能であるが、入浴料がチョイとお高いところばかりである。しかし、”登別グランドホテル”の料金設定は1000円と割安感がある。因みに登別グランドホテルは”祝いの宿”との愛称があり、昭和天皇もお泊りになったことがある由緒高いホテルらしい。
 ホテルも温泉も高級感の漂う施設で、巨大ドーム内に円形の温泉浴場がある。露天やサウナもある。泉質は含硫黄泉・塩類泉・明バン泉と3種類のお湯が引かれている。因みにホテルがタオルやバスタオルを用意しているので手ぶらで入浴OK!。

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